花火大会のベストシーズンは冬?

スタッフの岡田です。

10月11日、富士山に初冠雪が観測されました。
東京も朝晩は冷え込み、深まる秋を感じつつ、
楽しみも多い季節でわくわくします。
そのひとつ、10月に入るとあちこちで秋祭りやおみこしを
みかけるようになりました。全国から集客するような
大規模なものから地元の自治会が行う地域の方々のための
お祭りまで様々です。

あわせて、最近、感じていたのは花火大会の開催時期が
多様化していることです。花火は夏の風物詩というのが
一般的なイメージで、学校でも花火は夏の季語として学びました。
一方で、花火師によると、冬のほうが空気中の湿度が低く、
遠くまで鮮明に見えるので、打ち上げ花火は夏よりも
冬の方が綺麗に見えるとのことです。

自分では、花火は夏、という意識は、
随分前に英国に留学したころから薄らぎつつありました。
イギリスでは、花火大会はガイ・フォークスの日(Guy Fawkes Day)と
呼ばれる11月5日を中心に、11月に行われることが
普通だったからです。その理由は、約400年前、
1605年の宗教対立のころにさかのぼります。
当時の国王ジェームズ1世は国教会を優遇し、
カトリック教徒は強い弾圧を受けて苦しんでいました。
そんな中、熱心なカトリック教徒グループが、
国王と議員もろとも国会議事堂を爆破しようという
計画を立てたのです。ガイ・フォークスは、
この「火薬陰謀事件」と呼ばれる爆破計画の共謀者のひとりで、
点火前日の11月5日、議事堂の地下で36樽の火薬と
潜んでいたところ逮捕され、ロンドン塔へ投獄されました。
それ以来、この爆破計画失敗を祝って、彼の姿をした人形を
燃やす焚き火祭りが始まるようになり、イギリスでは
多くの市や町が大規模な花火大会を11月5日に近い
週末の夜に行っています。

これは、イギリスのケースですが、日本でも、秋~冬に
かけて開催される花火大会が増えてきました。
理由のひとつに、地方の温泉地や観光地などが、
観光客誘客の目玉にしていることです。たとえば、
岐阜県の下呂温泉では、冬の魅力を高めようと2000年から
冬場の毎週土曜日に「花火物語」というイベントを開始、
花火を鑑賞した後、温泉でゆっくり過ごしてもらうことで
宿泊客も増加、イベントも定着しています。

祭りや花火大会は、訪日外国人にも人気の高いイベントです。
今、地方分散を促進する中で、
誘客の大きな動機づけとして期待されます。

以下サイトもご参照ください。
「人気花火大会ランキング」
http://hanabi.walkerplus.com/ranking/
「死ぬまで全部見てみたい!全国の美しすぎる『花火大会』ベスト7」
https://retrip.jp/articles/5060/