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「継続は力なり」熊野ツーリズムビューローの取り組み

スタッフの岡田です。

先週は、
インバウンドの先進的地域事例として欠かすことのできない、
和歌山県田辺市の熊野ツーリズムビューローにお邪魔しました。
駅のそばにある観光案内所はゆったりとしたスペースに
必要最低限のマップやパンフレットが並び、
とても洗練された空間には、
日本人外国人旅行者が次々と来所します。
最も印象的だったのは、カウンターで対応される方々の
迅速かつ的確なご案内でした。たとえば、3時間ぐらいの
初心者コースなら、何時のバスでどこまで行き、
どのくらいの時間歩けば熊野本宮について
散策時間がこのくらいとの説明。その後、何時発のバスに乗れば、
この電車に乗り継ぎ東京には何時に到着ですといった具合。
とにかく、インターネットで検索するかのごとく
スラスラと口頭で案内後、時刻表や散策マップなど一式そろえ、
重要地点と時間に赤丸をつけてくださる親切さは、
初めて訪れる旅行者にも大きな安心となります。
マップや時刻表も、多様なニーズにあわせて数種類
日英でそろえられ、ここに来れば、ほぼ希望にそった時間が
有効に過ごせることを確信しました。

その日は雨が予想以上に激しく、熊野古道を歩くか
かなり迷いつつ決行。思いが通じたのか、歩き始めると雨はやみ、
途中薄日もみえ暑いくらいに。ほどよく道のスポットスポットに
「熊野古道 kumanokodo」という看板があり、
歩く人々を安心へと導きます。
日本人外国人も、そしてすれ違いざまには必ず
「こんにちは!」「Hello!」とにこやかに挨拶。
同じ目的をもつ仲間が荘厳な自然の中で、そこにある道を
ひたすら前に進む、体感しないとわからないこの静寂と精神性。
本宮にある観光案内所もすっきりと機能的に
レイアウトされたパンフレット類が並ぶ傍ら、語り部手配の窓口、
世界遺産やエリア一体については展示コーナーもあり、
一大ビジターセンターも我々を歓迎しています。

短時間ですが熊野古道のほんの導入部分からも
そこに暮らす人々、訪れる人々に触れ、他地域にはない熊野の
特有性と神秘的な魅力を体感。それが「何か」を探るところまで
到達していませんが復習もかねて、来週、東京丸の内で開催される
「熊野詣 in 丸の内ハウス」に行ってみます。
http://discoverjapan-web.com/tanabe/tanabe01

ひとつわかっていることは、熊野は地域の人々が
「ブームよりもルーツ、マスより個人」という方向性を共有し、
10年以上も前から持続的な観光を目指して取り組み続け、
今なおより質の高い滞在型観光を目指して、
チャレンジしているということです。「継続は力なり」。