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仕付糸の役割は?

ニュース配信担当清水です。

先日スイス人の知り合いが日本で着物を仕立てました。
「出来上がった着物を見てみると、仮縫いの糸がついたままの
ようなのだが、出来上がる前に誤って発送してしまったのだろうか」
との質問を受けました。

写真をみると、思った通りそれは仕付糸でした。
「それは、仮縫いの糸ですが、縫うべきところは縫われていて、
きちんと完成しているので、着る前に取って着てください」と
お伝えすると今度は「なぜ仮縫いの糸を取らないで客に送って
くるのだ」と質問されました。

私は着物を仕立てたら仕付糸がついてくるものだと思っていて、
なぜかとは考えたことがなかったので、検索してみました。
すると「生地が落ち着くまで仕付糸は付いていた方がいいので、
そのままお客様に届け、着る寸前に取ってもらう」というのが、
総合的に妥当な答えかと思われたので、そのように伝えたところ
「なぜ、生地が落ち着くまで待って、それから仕付糸をとって、
すぐに着られる状態にして客に送らないのか」と聞かれてしまいました。

仕付糸の役割は。お客様の手元にも仕付糸が付いたまま届く意味は。
考えたことがなかったので、本当に困ってしまいました。
ご存じの方いらしたら、ぜひ教えてください。